サブリース契約(一括借り上げ・家賃保証)の罠①

先日、目黒にアパートを所有しているAさんの妹さんが、私の「相続対策セミナー」を受講して頂き、如何にサブリース契約が大家さん側にとってメリットが少なく、危険かを聞き、それを知ったAさんご夫妻がサブリース契約についてのご相談に現れました。
契約書を見せて頂くと、案の定、大家さんに取って不利なものとなっていました。敷金・礼金・更新料などは、管理会社側に入り、管理費も毎月家賃の10%以上、家賃も低めに設定されていて、内装費についても、管理会社の言いなり状態です。普通の家賃管理の一般的な管理料は5%程度で、不動産会社にとっては、やることは変わらないのに、サブリースになると途端にフィーが何倍にもなる。不動産管理会社にとっては、とてもおいしい契約となっています。
また、賃借人の募集に関しても、今は80%以上の人は、インターネット経由で来ます。きちんと、それに対応している会社しか、募集に対応できないのが、現状です。逆説的に言えば、それに対応しているところに頼めば、なにもサブリースする必要はないのです。
早速、私はAさんに、解約の申し入れをしましょうと提案しました。契約書上は3か月前であれば、お互い解約できることになっていました。
早速、Aさんは先方に書面をもって、解約の申し入れしました。
ところが・・・!