サブリース契約(一括借り上げ・家賃保証)の罠②

ところが、先方から帰ってきた答えは「あぁ、うちは一生、解約できませんから!」というものでした。Aさんは「はぁ!?」と思いつつ、「いや、解約したいので、お願いします。」を繰り返しても、ケンモホロロに「いやー、うちは解約しませんから・・・」の一点張りです。
困ったAさんと私を含め、私の知り合いの不動産に特化した弁護士と3者で打ち合わせをしました。
弁護士曰く「現状の判例などを、ひも解くと、サブリース会社の立場は、借地借家法では、借家人と同等の立場です。大家さん側に正当事由がないと、解約できません。つまり、現状では、Aさんから解約できません!」というショッキングな回答を得ました。
しかも、こういう回答をしているのは、ある程度の大手サブリース会社です。こんなことを開き直って言ってくるんです。Aさんも当初は、東京都庁内の不動産相談窓口に行って来ますよとサブリース会社に伝えても「どうぞ、やって下さい。」と言われていました。完全なる確信犯です。
弁護士を含めた3者会談で、では、どうするかという話し合いが行われました。
裁判をしても、お金ばかり掛かり、勝ち目も薄いということなので、人脈を伝って、解決するのが、良いのではないかという結論に至りました。
そこで、いろんな人脈をつたって、半年後、ようやく解約の合意に至りました。
サブリースにはこんな、危険も潜んでいるんです。ご注意ください!


サブリース契約(一括借り上げ・家賃保証)の罠①

先日、目黒にアパートを所有しているAさんの妹さんが、私の「相続対策セミナー」を受講して頂き、如何にサブリース契約が大家さん側にとってメリットが少なく、危険かを聞き、それを知ったAさんご夫妻がサブリース契約についてのご相談に現れました。
契約書を見せて頂くと、案の定、大家さんに取って不利なものとなっていました。敷金・礼金・更新料などは、管理会社側に入り、管理費も毎月家賃の10%以上、家賃も低めに設定されていて、内装費についても、管理会社の言いなり状態です。普通の家賃管理の一般的な管理料は5%程度で、不動産会社にとっては、やることは変わらないのに、サブリースになると途端にフィーが何倍にもなる。不動産管理会社にとっては、とてもおいしい契約となっています。
また、賃借人の募集に関しても、今は80%以上の人は、インターネット経由で来ます。きちんと、それに対応している会社しか、募集に対応できないのが、現状です。逆説的に言えば、それに対応しているところに頼めば、なにもサブリースする必要はないのです。
早速、私はAさんに、解約の申し入れをしましょうと提案しました。契約書上は3か月前であれば、お互い解約できることになっていました。
早速、Aさんは先方に書面をもって、解約の申し入れしました。
ところが・・・!