30代からは、友達に会っても「なんで結婚しないの。」とか良く聞かれて、最初は冗談などで
誤魔化していましたが、30代もなかばになると、みんな真剣に心配してくれて、お前本当に結婚する気あるの?って言ってくれるのですが、借金の話が出来ないし、したくない状況で、だんだん、友達と会うのも億劫になってきていた状況でした。私本来の性格としては、人と会って話をすることは好きでオープンな性格だと思うのですがいつの間にか人の目を気にする、暗い人間になってました。そんな時、東日本大震災が起きて、2万人近い人が亡くなりました。たくさんの人が亡くなるのを目の当たりにして、「俺はいったいなにをやっているのだろう。俺もいつかは死ぬ。もしかしたら、明日死ぬかもしれない。今のままでよいのか。俺はなんのために生まれてきたんだろう。」などと考えるようになりました。そして、今まで借金の話を恥ずかしいという思いもあり、隠して生きてきましたが、同じような思いで苦しんでいる人たちがきっといる。そういう人たちを少しでも救えるように、自分の経験してきたことを伝えるべきではないかと考えるようになり、それが自分の与えられた使命なんだと思って、借金の話をカミングアウトし始めました。
先日、山手線に乗っていて、非常に気になる広告があったんですね。サンマーク出版の
「自分をえらんで生まれてきたよ。」という本だったんです。すぐに駅を降りて、本屋に買いに行きました。
病気を持って生まれてきた「りお」君が語る、生まれる前のことや命の不思議のこと。ちっちゃい子が宗教で聞くような話を簡単で温かい言葉で表現していて、一つ一つの言葉が本質をついていて、胸を突き刺すようで、感動して、涙が溢れました。りおくんは心臓と肺に病気を持って生まれ、4才くらいから、不思議な話をし出してそうです。りおくんは「自分をえらんでママをえらんで生まれてきたよ。
もっと幸せになるために病気をえらんで生まれてきたのだから、ママは気にしなくて良いんだよ」と言い、「それぞれの人に生まれてくる意味がある。」と言ってます。「生きていることは、大きな奇跡。当たり前と思っている人も多いけど、奇跡なんだから、僕は早く大人になって、みんなにそれを伝えたい。」と後書きで産婦人科医院長が「胎内記憶」について語ってます。保育園に通う園児にアンケートを実施したところ、胎内記憶は33%があるというものだったらしいです。私も、姪っ子が5歳の時にお母さんのお腹の中のこと覚えてる?って聞いたんですが「うん。ぷかぷかして温かかった。」と答えました。
先日、7歳になった姪っ子に同じ質問をしましたが、何も覚えていませんでした。また、おなかに宿る前のことを語る子供達も多く、共通しているイメージは「ふわふわした安らぎに満ちた世界で、天使や神様のような存在に見守れていたとか、自分の意志で生まれることを決め、この世界にやってきたということです。
人は、何度も生まれかわりを重ねながら、魂の成長を遂げていきます。そして、人生のミッションは「人の役に立つ事。」だとこの本では述べられてます。
私もこの本に拠れば自分をえらんで生まれてきて、私にも生まれてくる意味があり、何か、人の役に立つことが人生のミッションなんだと思います。それが、今は、自分の経験を生かして、
同じような悩みを持つ人たちを励ましていくことだと思ってます。
カミングアウトしてからは、相続案件や不動産組換の相談が増えて、杉浦さんに相談して良かったと言って頂けるようになって、少しは人の役にたっているんだという事を実感できて良かったです。