08e52cdf6522eafd070571b437159297_s (2)

放置が最も損を呼び寄せる!売れないのではなく買えない状態!?不動産売却あるある

昨今、情報社会と言われ、情報過多とも言われて『調べれば大抵のことは分かる』時代。

不動産知識も、一般の方が身に付けていらっしゃいますね。

 

それでも、調べようが無い。

調べようとも思わない。

ここで大きな損を抱えてしまうケースは、まだまだ絶えませんね。

 

今回は、売主の立場になった時に損や失敗をし易い事例

だからこそ、知っておいてほしいと思っています。

 

≪目次≫

お客様背景

売主様の一歩があればこそ

売却開始2ヶ月

手続きの詰めが結果に

まとめ

 

お客様背景

1bf185b95b362d81053dd713c8eb9452_s

社労士からのご紹介。

離婚がきっかけで、売却。

売却活動は既にしているけれど、2年間も売れていない為、困っているので相談に乗ってほしいというもの。

 

現状の把握として、まずは不動産業者だけが閲覧できる物件データバンク『REINS(レインズ)』の登録状況を確認。

 

…物件の登録は確かに、してありましたよ。

けれど、販売図面の登録がされていませんでした

 

こんな販売活動状況で、売れるワケが無いんですよ。

 

どういうことか?

あなたが不動産会社の営業マンであると想像してみてください。

 

不動産会社はノルマが課せられており

1日でも早く少ない接客回数で申し込みを獲得するよう

毎週営業会議で刷り込まれていることが普通です。

 

いざ接客。

REINSに、お客様の条件を打ち込み物件検索。

幾つも似たような価格帯の物件が表示されます。

 

10件表示されて、他の物件は販売図面が登録されて出力するだけの状態だとしましょう。

※実際には30件、50件と表示されることが多く100件を超えることも。

 

他の物件なら、お客様に直ぐに提案接客が出来ます。

そこで興味を引き、お客様から

「これ、気になるんで案内してほしいです。」

となれば、販売図面を登録されてない物件を扱っている不動産会社にわざわざ電話して、図面のFAX送信をお願いして、届くまで待つでしょうか?

 

上司や周りから

「案内してほしいって言われてんのに、何やってんだよ?」

なんて言われても可笑しくありません。

 

つまり…

紹介されず他の物件は次々と決まり、後から目新しい物件が登録され、情報の鮮度の高いものから紹介されていく…

新しいということは他社の営業マンが提案していない可能性が高いのですから、優位性を感じてもらえますよね?

 

日々、これの繰り返しですよ。

多大な営業プレッシャーの中で、不親切な情報は取り残されるのは当たり前の話しです。

 

私のような一人企業であれば、采配も接客ペースも自由です。

お客様に最適なペースで最適な道筋を通すことで信頼が雪だるま方式で積み上がっていく状況とは全く別の文化なのです。

 

売主様の一歩があればこそ

526c90c6622ab42dd1e290b10f851a00_s

売却とは、売主様の気持ちも、こちらと一緒になり足並みを揃えて頂く。

これが、何よりも大事な『はじめの一歩』です。

 

背中を支え、力強さを与えるように

「クレームを今の不動産会社に言いましょう。」

「そして、REINSの物件登録の抹消をお願いしなきゃダメですよ。」

 

売主様に動いてもらわなければ私も動けないことが、たくさんあります。

売主様の姿があって、私たち不動産事業者の姿も決まると言っても過言ではありません。

 

売主様の一歩さえあれば!

私たち、本気でお客様を守りたくて支えたくて不動産業を営んでいる人間は幾らでも動けるんです。

 

これは忘れないでください。覚えておいてください。

 

今回は、相場から若干ながら頑張った価格1500万円で売り出しており、それが何の変化も、やるべき基本もせずに2年間も塩漬け状態

放置だったわけです。

 

不動産売却での損は売れないことではありません。

不動産は『生もの』だと思ってください。

だから、情報という水分が留まり腐らないよう、対流させなきゃいけないんです。

 

手を変え、品を変え、目新しさと市場の反響を見る。

そして、反響に反応して動きを出すことです。

 

少し手厳しい話しではありましたが現状を認識して頂く為に

「価格を改めるなど手を打つか?今の腐ったままで売りますか?」と。

 

離婚も決まっており、時間が余り残されていません。

だからこそ、お客様には不動産会社への連絡と方向性の決定をして頂くしかありません。

多少表現が厳しくなろうとも、現実の厳しさを感じてもらったうえでの決断が必要だと考えていました。

 

価格を改めるなら、途中で元の値段に戻すことは出来ないからです。

値下げをすれば住宅ローンの残債額との差が余りなくなり、売却戦略の打ち手も限られてしまうのは正直なところではありましたが、そうは言っていられない2年間という時間の浪費。

 

私が出来ることは、購入申込時の価格交渉が入った時の対処を慎重に行なうこと。

売却にも諸経費は必要なもの。

取引後の手残り金額が残債を下回るような取引への対応は厳しかったのです…

 

売却開始2ヶ月

34e776df81dcfe99c4d15d063f9e63b9_s

正式にご依頼いただき、弊社での仕切り直しでの売却再開。

1500万円では売れないのが明白ではありましたが、少し下げる程度で。

すると、2ヶ月で価格交渉はありましたが購入申し込みが入りました

 

地方物件が好きな再販売目的で購入する不動産会社からの申し込み。

一般の方からの申し込みの場合、融資が通るか否か不安があるものですが、不動産会社であれば、その点の心配がない事は特典です。

 

…が、不動産会社が買主の場合、買い取った後は先方で手を入れるのが通常なので取り引きは『ざっくり』で、サッサッサッと進むものなのに、今回は確認が細かかったですね。

 

知っているからこそのチェック項目の多さでした。

後ろめたい項目も状況もないのですが

「数百万円の価格交渉して、まだ聞くのか!?まだあるのか!?」

というのが正直な感想でしたね。

 

いやぁ、疲れました(笑)

 

残債ギリギリの購入価格。

諸費用を差し引くと残債割れ。

とはいえ、これ以上の売却期間の引き延ばしも現実的ではない。

 

……

 

住宅ローンの借入元にお客様と一緒に行って、金融機関に相談しに行くことにしました。

 

相談に応じてくださり、100万円を別のローンに組み替え。

おかげで、残債割れを防ぐ形を取れるようになったのです。

大きなお金を預貯金から動かすこと無く、月々払いで対応できることになりました。

 

これは、金融機関の担当者がお客様事情を汲んでくださるお人柄であったことに救われた思いです。

 

交渉しに行かず、相談しに行くスタンスで訪れて良かったと、ホッとしました。

スタンス、態度ひとつで上手くいこともあれば、下手に刺激をして強情な態度を取られてしまうこともありますから。

 

こうして、期限にも間に合い、価格や支払いにも不安点なく、確認項目が多かったにせよ不動産会社が買主だったので取引後に何も言われない条件も通り、無事にお客様の悩みの種を取り除くことが出来ました。

 

手続きの詰めが結果に

3231f68395b56cd95d0e73ec3b6e9d31_s (2)

先日、不動産コンサルタントと食事をしていた際のこと。

業界の不誠実さについて情報交換をしていると、更なる実態が。

 

「トラブル相談の時に、不動産会社とのやり取り確認すると、驚きますよ。」

「まず、媒介契約(売却活動を依頼する契約)の種類による報告義務、その頻度にも義務があること、契約期間が最長で3ヶ月までであること、契約更新に自動更新はないこと、売主からの更新連絡によるものでなければ更新は出来ないこと…これらの基礎説明が一切ない。」

「こんなのが、ザラですからね。」

 

「クライアントは、販売図面を目にしたことも無いとか。」

「これじゃあ、不動産会社と売主さんが足並みを揃えるなんて無理ですよね。」

 

「販売図面を見せてもらえたとしたって、売主としての意向を聞いてくれない。」

「それどころか、『こちらにお任せください。』でシャットアウト。これが当たり前。」

「売れなくても最後は、『不動産はご縁ですから。』が常套句。」

 

「それでいつまでも売れなくてウチに相談が来るんだから、世話がないって話しなんですよね。」

「これが大手の営業マンでも同じなんだから企業の大きさなんて何一つ意味が無くなってしまってますね。」

 

これを聞いて私は

「そこまでしていることが珍しくないの!?」

と聞き返してしまったぐらいでしたよ。

 

私は、物件の過去がどうであれ、横槍が入らない状況を整えて、普通に「いつも通り売り出せば大丈夫かな?」ぐらいに今回の件も対応していましたが、一般の方が知り得ない不誠実さの現実は、ある意味新鮮な話しでしたね。

 

実際、今回もこれまでも無事、売却に至れています。

文化(会社教育)の違いは、恐ろしいですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いつまでも売れない裏事情には、売主様からも買主様からも仲介手数料を受け取れる『両手成約』が欲しいから、あえて図面をREINSに載せていないということもあると思います。

 

今回は、値段の不適切さ・レインズ登録は文字情報だけ・宣伝活動の不十分さ、がありました。

不動産会社の落ち度が多大にあるのは明白です。

 

しかしながら、最も大事なことは売主様も『自分ごとの意識』を持たなければ、幾らでも損をしてしまうことをお伝えしたいです。

 

工夫をして、「取り引き相手と上手に交渉を進めることで道は拓ける」と諦めなければ、それは実現しますから。


ea1d5c502ffeabd35164ec727974c3b3

【おとり広告が作り出す危険な副産物!不動産業界の実態と人の想い】

今回は、珍しく賃貸のお部屋探しでのお話しです。

 

通常、賃貸のご依頼はお断りしています。

幾度となくお仕事をご一緒している取り引き先からのお願いだったので請けたお話しですので、その点は予めご容赦ください。

 

皆さんは、物件情報は会社ごとに大きく違うのではないか?

そう思っているかと思います。

 

実際、大差はありません。

ですから、不動産会社を変えても結局、同じ待遇が待っているだけです。

 

不動産業界の実情を知る人からの紹介の場合、物件を探す本人が周囲の心配や配慮を無下にしたことで、人間関係を悪くすることにも繋がってしまうことがあります。

 

周りから配慮してもらえるぐらい応援や愛情を注がれている人ほど起こり易いかと思います。

情報収集をする際に、業界実態も加味すると宜しいかと思いますので、今回のお話しを参考にしてみてください。

 

今回は、日本屈指の有名なアイドルグループの方のお部屋探しでの事例を挙げながら、話しを進めたいと思います。

 

≪目次≫

①接するだけで価値がある

②ご紹介者が見ているものは、案件のその先

③ネット社会になった代償から回避

④『釣り物件』と『おとり広告』

⑤引っ越し時期と戦略

⑥住まいは、見なければ気付けないものがある

⑦紹介案件に共通すること

⑧大事に思われれば、最後は同じ

⑨今回、本当に伝えたいこと

 

接するだけで価値がある

9b9e315d0a257a67096e321f1e17d759

よくお仕事をご一緒している税理士さんからのお願いでご紹介を受けたことがきっかけでした。

 

普段、賃貸のお部屋探しは請けません。

しかし、最近でも事件が起きたように、アイドルの住まいは周りに知られると大変なことが起きてしまいます。

信用している人にしか頼めないこと。

 

私も、ご紹介者の人間性は仕事を通して分かっていますから、信用してくださった想いに応えたいと素直に思えました。

 

 

聞けば、お部屋を探すご本人は中学生の頃から芸能活動をしているので、なにぶん世間知らずなところもあるので心配でもある、と。

 

私と接すれば色んな話しにも触れることができ、少しでも世間を知ることも出来ると思っているとも、言葉を添えてくださいました。

本当に嬉しく思いました。

 

確かに、一緒にいれば会話の中で業界のことや色んな仕事の仕組み、雑学的な話しは出ます。

そこからの読み解き方や考えていることなども、何気に口に出るものです。

 

それを、『学びになる場』と評してくださる視点にも、ご紹介者からご本人への愛情を感じますよね。

 

ご紹介者が見ているものは、案件のその先

bf10ce7a0d624db39af11b93fa3fc7c61

ご紹介者は、この案件で見越しているものも正直に教えてくださいました。

 

ご本人が、ゆくゆくは独立して活躍できるようになりたいと思っていること。

 

その為には、私の人脈、その質の高さが後々、必要になると思っていること。

見知った仲であれば、タイミングが来た時にお願いし易いこと。

 

私との顔合わせも兼ねたお仕事依頼である、と。

きちんと目的を話してくれることもまた、信用されている証しだと思います。

ですから、悪い気は一切しなかったですし、むしろ理解と納得がありました。

 

目論見というと隠しているものを感じて腹黒い印象の言葉に聞こえます。

相手にきちんと伝えられるものになれば、それは≪目的≫になるので伝え方さえ間違えなければ、聞いている側に共感さえ覚えさせます。

 

このご紹介者には、それを感じました。

持つべきものは応援者ですね。

 

そういった方を身近に作れるというのも、本人は自覚しているのか分かりませんが魅力という才能の一つなのかもしれません。

 

 

ネット社会になった代償から回避

67c0ac951593859ce9721564eb5a714c_s

物件探しの第一歩が、不動産屋さんへの来店からネット検索に変わりましたね。

情報が手に入り易くなったことは喜ばしいことです。

 

ただ、どんな業界も情報過多になっています。

時には惑わされたり、正しい情報を得られなくなるのがネット社会の代償でしょう。

 

見分けや聞き分けの為の情報集めを意識しておくことが大事になってきました。

 

情報は「担当者だから」言っていることをそのまま信じるのではなく、自分の味方であることをきちんと判断することから始まると、私は考えています。

 

物件情報を載せているから話しを聞く。

これには警鐘を鳴らしたいと思っていることは、お伝えしておきます。

 

今回は、このネット社会の代償にご本人が影響されてしまったこともありました…

 

 

 

ご依頼案件の予算は、賃料14~15万円。

独り暮らしにしては十分だと思います。

 

それでも、設備なども含めて物件条件へのこだわりが強ければ、予算は幾らあっても足りなくなるものです。

 

何十件と物件をご紹介させて頂きましたが、こちらからの物件提案には興味を示してくださることはありませんでした。

 

「ネットで見付けた」と、何度もネットに掲載された物件ページURLを添付したメールが来ました。

これ自体は、そこまで珍しいものではないでしょう。

私も、ご本人の好みをより共有し易くなりますので、有り難いと思いました。

 

…ただ、ついには100件を超えてしまったというのが大変でしたね。

 

都度、すべてを調査し不動産会社に確認の電話をしましたが10分の1も実際には存在しない物件でした。

 

これもまた、珍しい話しではないのが不動産業界の実態なのです。

驚かれますよね?

 

『釣り物件』と『おとり広告』

140492_main-400x250

ネット掲載はされていても、こうして実際には募集していない物件のことを『釣り物件』、『おとり広告』と言います。

 

最近ではドラマで存在を知られることも多くなりました物件データバンク『REINS(レインズ)』。

行政が入居募集中や販売中の物件登録を義務付けた指定データバンクです。

これが、不動産業界のルールです。

 

それでもルールを無視する不動産会社が、まだまだ多く存在します。

 

どんな大手不動産会社であっても、支店によってルール違反をしています。

数年前には、週刊ダイアモンドが社名をそのまま公表し、正確な違反物件数の数字まで掲載したぐらいです。

 

 

こういった行為は、とにかく集客して来店してもらい「すでに決まってしまった」、「○○な不都合が実はあるからオススメしない」などの口実で他の物件をオススメします。

 

物件情報を頼って複数の不動産会社を回るのなら、信用できる担当者を探そうとして複数の不動産会社に足を運んだほうが得られる情報も、人の目利きも養われるというものです。

 

社風や人間性は、物件を決めた後の契約内容や物件引き渡しまでのやり取りで嫌な思いをすることもあれば、とても満足のいく接客を受けられるがどうかに影響します。

 

入居募集を実際にしていないものはしていない。

物件情報料に、会社ごとの差は余りない。

 

この現実を踏まえ、どうするか考えることをオススメします。

 

賃貸のお部屋探しをする不動産会社が言ったらアピールに聞こえるのでしょうね。

私は賃貸のお部屋探しをしない身として、真実を元に進言させて頂きます。

 

 

引っ越し時期と戦略

160713

興味を持った物件が10分の1と言っても存在する物件もありました。

 

その物件たちも、この話が1月~2月という業界の繁忙期だった為、問い合わせてもほとんど決まってしまっていました。

 

賃貸の退去予告は一か月前です。

連絡を受けたら、少しでも空室期間が出ないように、退去予定の物件も直ぐにネット掲載します。

 

ですから、やっと募集中の物件が見付かったと思っても「内見可能予定日は3月中旬になりますね。」という結果になってしまうこともありました。

 

この時期は毎年、大学合格者や就職予定者が集中します。

その競争率の凄さは、内見せずに決めていく方の多さが物語っているほどです。

 

紹介する私たちも大変ですが、色んな理由があるにせよ決めなければならないお客様たちは本当に大変だと思います。

 

時期をズラすのか、見ずに決められるほど物件を見慣れておくのか。

こういった戦略も、予め決めておくのが良いですよ。

 

住まいは、見なければ気付けないものがある

285ece56bd1dcf716f3bcb6bb8d212e6_s

どこの不動産会社でも言っていることだとは思うのですが、住むための物件ならば、現場に行かなければ分からない魅力があります。

 

頭の中で思い描いていた自分好みとは違う、物件を見た時に初めて気付く本当の自分の価値観や優先順位が明確になることを、ぜひ、知っておいてほしいと思います。

 

「前回の引っ越しで分かっている」と言われましても、その何年間かで価値観の微妙な変化が必ずあります。

昇進、スキルの向上、交友関係、実体験など。

 

変わっていないなら引越ししなくて済むわけですから。

引っ越しの為の物件探しは、ぜひ、そういった自分の変化や成長もまた楽しんで頂けましたら、この業界に携わっている身としては嬉しいものです。

 

紹介案件に共通すること

rectangle_large_type_2_f24f1ab6dee98df4fe732de6f309c8df

ここまで不動産業界の実態や動き方、ちょっとした楽しみ方をお話ししてきました。

本筋に戻しましょう。

 

物件探しでこだわったこと。

ちゃんと募集ルールを守った会社は、対応もきちんとしてくれる傾向にある。

 

今回、最も優先しなければならないことは、個人情報を守ってくれることです。

そこを考えると、おとり広告をするような不動産会社に足を運ばせないようにするのも仕事の一つだと認識していました。

 

物件条件、扱っている不動産会社の信用性などを加味して「似たような物件ならあるよ」と送っても結局、興味を示して頂けませんでした。

 

ネット掲載では室内写真も載っていますから、募集図面だけの情報では見劣りもしてしまうのでしょう。

 

掲載しています他のコラムの事例でも挙げていますが、相続事前対策での不動産の買い替えも同じです。

形から入ってしまうと、本来、最重要視しなければならないことが見えなくなってしまうことがあります。

 

ご紹介者である税理士さんからも、この点の再認識のフォローや説明をしてくださったという連絡もありましたが、それでも新生活への期待感には勝てなかったようです。

 

紹介者によるフォローの後も、変化はありませんでした。

メールに添付した物件が全くと言っていいほど見れなかったことから、ご本人も嫌になってしまったのかもしれません。

 

レスポンスの反応が芳しくなくなってしまいました。

 

いくらご紹介と言えど、無理強いは良くありません。

ご本人に「直接、掲載している不動産会社に連絡したかったら、やり取りしても良いよ。」と伝えました。

 

「けど、個人情報を守れなくなる可能性は大いにあります。紹介してくれた方も含めて、周りの心配は、そこだよ。」と、せめて周りの方々の気持ちは心に留めておいてほしいと思いました。

 

一度、他の会社に行くなら再度お願いされることは期待しないほうが良いと思っています。

だから、せめて私にできることは、言葉を添えるぐらいです。

 

少しでも不動産業界の怖さを知っている方がご紹介してくださる時の気持ちは、みなさん同じです。

 

「少しでも嫌な思いをしてほしくない。」

「少しでも多く、気持ち良い想いで新しい生活を迎えてほしい。」

 

とくに芸能人、それも若い女の子ともなれば尚更でしょう。

身の危険だって思い浮かべてしまいます。

心配で仕方ないはずです。

 

「守ってあげてほしい」

言葉にされなくても伝わってきていました。

 

 

大事に思われれば、最後は同じ

a69fd674ca1e85e9f94749d6c7649317_s

ご本人は、物件を掲載している不動産会社と直接やり取りすることを選びました。

 

そこからの詳細は知りませんが、どんな不動産会社が最後に携わったのかの結果だけは、ご紹介者が筋を通してご報告くださいました。

 

紆余曲折があったようです。

最後は、大手の賃貸専門会社の重役が担当して部屋は決まったそうです。

 

それでも結局は、「この中から選びなさい。」と言われて選ぶ流れになったそうです。

 

他決とは言え部屋が決まり、案件は収束しました。

しかし後日、そこまでの事情を知ったご本人のご両親から謝罪がありました。

 

「本当に失礼なことをしてしまったと伺いました。」と。

愛情をもって接している方ならば、ご紹介者が何を想い、何を見通し、何が最もご本人の為になるのかが理解できます。

 

そのうえで、私を紹介したからこそ、親として筋を通したかったのだと思います。

 

これは、年齢による経験の差だと思っています。

ボタンの掛け違いです。

 

紹介を受けることの意味合いを、若くして心でも理解してほしいと思うのは我がままです。

自分で決めていることをしてみたくもなるでしょう。

 

それでも、見放さない方が傍にいることが分かっていれば、自分が身を引くことで分かること、紹介者の想いが通じるきっかけも生まれますよね。

 

 

今回、本当に伝えたいこと

いかがでしたでしょうか?

『不動産業界の実態と人の想い』

 

おとり広告、釣り物件の多さ。不動産業界が忙しい時期に、これらが最も増えます。

来店への誘致目的で、人間関係に様々ないきさつを作ってしまうことがあります。

 

この問題の本質は、不動産会社の運営方針ではありません。

 

物件オーナーが、自身の物件状況、管理会社とのやり取り、募集委託先の不動産会社に対して放置し過ぎていることです。

 

だから、おとり広告に使われていることにも気付けません。

空室期間が無いようにしてほしい、賃貸経営を安定させたい、将来の不安を感じたくない。

 

それならば、きちんとルールを守る不動産関係企業にのみお金が支払われることで、愛情ある企業の存続を守る環境づくりを、一人ひとりの不動産オーナーが行なっていくことで実現していきませんか?


相続税を安くできない?不動産投資7つの罠:その2.大手仲介会社の実情~囲い込みの恐怖~

弊社は宅地建物取引業の免許を持っているので、当然に不動産売買仲介業もやっています。
売り側も買い側の仲介もやります。
時に買い側の媒介契約を結んで物件を探す時に、「囲い込み」をやっている仲介会社に出くわします。
レインズ(不動産事業者しか見れないデータベース)で物件を検索して、売主側の仲介会社に電話をして物件がまだ、販売中かどうかの確認をするのですが、販売中であるにも関わらず

「あー、その物件は買付が入り、終了しました。」

という返事をもらうことがあります。

利益を独占したいために販売中でも売れたことにしてしまう

どういうことか?大手仲介会社は、売り側からも買い側からも仲介手数料を取るようにとの指示が会社の上から出ます。
たとえば、その大手仲介会社に売り出し物件があり、自社の販売網だけで売却することを考えるわけです。
決して外部の仲介会社と協力して販売しようとはしないわけです。
つまり、利益を独占しようとするわけです。
そうすると売り側と買い側、両方から手数料が入る、いわゆる、両手ビジネスが成立するわけです。
この考え方だと決してお客様に顔は向いてませんね。
会社の方に顔が向いているわけです。

手数料収入を得るために嘘の誠意を3ヶ月見せる

もっと、酷いことをやっている場合もあります。
大手仲介会社は、専任媒介契約を取れるとそれだけで
担当者の給与査定がアップするところがあります。
ですから、売主さんになるべく高い金額を伝えて専任媒介契約を結ばせようとします。
一度、結んでしまったら、鋭意販売努力をしているふりをして、3か月ぐらいが経過した後に、「これだけ広告を打っても売却できないので、値段を下げて売ってしまいましょう。」と買取を専門にしている不動産会社に売却します。
そうするとその時点で売り側・買い側から仲介料が入る両手ビジネスになります。
更に、その不動産を購入した買い取り専門の不動産会社の販売の専任媒介契約を結んで、そこでも両手ビジネスをして、3%×4回を実施し、計12%の仲介料をせしめるという阿漕なことをやっています。
私も何度もそういう場面に出くわしています。
先日も某大手仲介会社の囲い込みに会いました。
私が販売の確認電話を大手仲介会社にしたところ「既に終了しました。」
との返答を得たのに、買主様に直接電話してもらったところ、「販売中です。 」と返答をもらいました。
ワールドビジネスサテライトや日経ビジネスで「囲い込み」の特集が組まれて問題視されています。
こんなバカげた商売のやり方を是非、やめたもらいたいです。
一番損をするのは、消費者なのですから・・・。